面接で転職の理由を聞かれた時の回答は?

転職の面接でよく聞かれるのが「転職の理由」です。聞かれる可能性が高いのですから、事前に答えを考えて置くのが賢明と言えます。
しかし、一体どのような回答をすればよいのでしょうか。そもそも転職というのは、ある会社を辞めて新しい会社に入ることです。そこには、今の会社を辞める理由や新しい会社を選ぶ理由の2つがあるはずです。
そして、辞める環境には不満があり、新しく志望する環境には、期待を持っているはずです。 この不満と期待は裏表です。
例えば、上司や同僚と反りが合わず仕事がはかどらない、トラブルが多い、ストレスが溜まる、という環境に不満があったなら、新しい会社では自分のやり方を理解、尊重され、活動しやすい環境を求めているのでしょう。さらに言えば、周りにバッシングされ能力を十分に活かせてなかったと感じる裏には、もっと思いっきり自分の能力を活かしたい、周囲にサポートされたい思いがあるわけです。
面接官は「どうして転職したいの?」という質問で、あなたの価値観や性格を測っています。不満、我慢ならないこととは、犠牲にしたくないものの裏返しです。期待は、喜びを感じるもの、進んで行動したい目的です。
面接に向かう前に、あなたは現状を変えることで何を守り、手に入れようとしているのかを考えてみましょう。それが分かれば、給料が低過ぎたが、自分の能力をもっと活かし正当に評価される環境で頑張りたいことの裏返しだと分かります。転職の理由である不満と期待を深堀りし整理しておけば、単なる愚痴にならない、本心からのポジティブな回答ができるのではないでしょうか。