転職の面接では、様々な質疑応答が行われますが、応募者にとって一番答えづらい質問が「転職理由」ではないでしょうか。
なぜ前の会社を退職したのか、そしてどうしてこの会社を選んだのかは、企業側にとって非常に気になるポイントです。採用担当者が一番注目している部分だと言っても、過言ではありません。
面接で転職理由を話す時に、まず心得ておきたい基礎が、絶対に嘘をつかないことです。自分を良く見せようとして話を盛るのも考えものですが、嘘は絶対にやめておいた方がいいでしょう。
多くの採用担当者は、面接時の応募者の嘘を見抜きます。人間は、嘘をつく時に不自然な話し方になるものです。面接という緊張する場面では、その傾向が出やすいと言えます。後になって嘘がバレてしまうケースもあるので、本当に注意しなければなりません。
一方で、面接で何でも正直に話そうとする姿は、好印象を持たれるケースが多いようです。たとえ話しづらいことでも、正直かつ前向きに伝え、素直な姿勢を見せることが大切だと言えるでしょう。
そして、転職理由の内容については、ネガティブなことを語るのは控えた方がいいでしょう。本音では大きな不満を抱えていたとしても、それをポジティブに変換することが求められます。
上手な伝え方としては、前の職場で達成できなかったことを敢えて伝えて、その上で改善点も話します。そして、今までの経験を踏まえて、御社でなら実現できるという部分を積極的にアピールすればいいのです。ネガティブな部分を論理立てて前向きな内容にすることで、好印象を与えられます。
