転職に対するネガティブなイメージが大幅に減ったことにより、転職マーケットが活況を呈していることは多くの人がご存知なのではないでしょうか。転職サイトや転職エージェントなどが大きく活躍していることも話題を集めています。
転職者を受け入れる就業先の人事担当者が注目するのは、転職に至った理由であることは間違いないといえるでしょう。転職の理由に将来のビジョンや目標などがなければ、魅力ある人材とは思えないという声が多く挙がります。
反対に、しっかりとした自らの将来像や目指すべき道が描かれていることで、好印象につながることが多くあるようです。「残業が多いから嫌だ」「土日に休みたい」などの現状に対する不満だけをならべることは、決して得策ではありません。先方の人事担当者には、また直ぐに辞めるのではないかなどの印象をもたれることになります。同じ転職の理由の中でも、「他のスキルや資格を取得したい」などの明確な方向性があることで、印象が一気に良くなることもあるのです。
若い世代であれば、全くの異業種への転職も前向きにとらえられるかもしれません。
現職の仕事に将来性が見いだせないから転職しますというのも、決して悪くはないといえるかもしれません。ICT化やIOT化などの流れが加速するなどの不確定要素がますます増える現代社会の中では、確固たる実力を持つことで多くのチャンスをつかむことが可能です。転職マーケットの賑わいもまだまだ続くことが予想される中、転職者の動向が気になります。